結婚して20年がたった
増田にでも書いとけっていう話ではあるが……まぁ節目なので。
結婚して20年がたった。
結婚記念日を絶対に覚えておこうっていう意識はないけど、自分の誕生日に婚姻届を提出してしまったので忘れようがない。
2003年4月7日。『鉄腕アトム』のアトムの誕生日とされている(漫画自体には何の思い入れもないけど)。当時住んでいたのは新大塚で文京区役所に届けに行ったのを覚えている。
当時は「景気が良くなったら結婚しよう」と言ったと思ったけど、妻からすればそんな記憶はないらしい。基本的に不安先行型なので、そういう言い訳をしていたんだろう。リミットとして設定したのが2003年4月7日だった。
ちなみに結婚指輪には日付を刻印した。2年ぐらい前にまあまあの大喧嘩をして「こんなもの外せ~! 捨ててやる~!」って部屋のどこかに勢いよく投げられた。数時間見つからなかったけど、テレビ台の上にチョコンと乗っているのが発見された。
勢いよく投げられたリングが↘↗↘↗って奇跡的に跳ね返ったものと推測している。「大事なものは投げてはいけない」ってことを2人で反省して、自分はそれ以来リングをはめていない。
20年が長いのか早いのか……。子どもはいないので、いたら高校生ぐらい?……なのかとか思うことはある。そう考えると「もう20年」っていう意識の方が強い。
というわけで「記念すべき日」ではあったが、普通に会社に行って、普通に帰宅して、おうちでごはんを食べた。有給休暇をとってお寿司だとか思ってたけど、20年の中の「普通の日」だった。そもそも記念日は大切にしてこなかったしな。
これからもこんな感じで続いていくのだろうか。期待してた景気も良くなってはいないみたいだし、不安先行型も変わっていない。年齢相応の別の不安が増えそうでつらい。だから、また10年後、20年後に何かをブログで残せたら(残せるような日常を送れていたら)いいなと思っている。
節目の日にブログを書こうとおもったのにビールを1缶飲んだだけで寝てしまって、起きたら23時30分だった。日付変わる前に慌てて更新した。
面白かったコンテンツ2022
年が明けてしまったけど、まとめておきたくなったので。
テレビ
映画
動画
「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」(Amazon Prime Video)
最近、人がおすすめする作品は面白いなと思うようになって、気になったらチェックするようにしている。
この作品は雑誌「BRUTUS」で作詞家の松本隆さんがおすすめしていた韓国ドラマ。1話1話がめっちゃ長い(80分×全16話(!))し、設定にむむっとなる点もある。が、人生の挫折を知っている人ならどこか共感できるところがあるはず。最終回は3回ぐらい泣いた。
「ダイアンの絶対取材しない店」(YouTube)
苦手だったダイアンを好きになった番組。
これまで「一切取材されたことがない店」を、ダイアンの2人が面白く深掘りしていく。企画の切り口とダイアンの起用がマッチしていた。下に貼った#2が「神回」と評されている。
ラジオ
「アンガールズのジャンピン」(オールナイトニッポンPODCAST)
ラジオを聴く習慣はないけど、2人のトークがハマった。
寝付けないときに「聞くか……」ってなっている。別に聞き逃してもいいか……っていう気軽さがある。
podcast.1242.com
本
「人生はそれでも続く」(新潮新書)
読売新聞の連載をまとめた1冊。ニュースで話題になった22人の「その後」を追う。人の人生をテーマにしたノンフィクション好きなので一気読みした。
過去の新聞記事や関係資料を丹念に調べた人選、取材期間は短くても3カ月~長い場合は1年近くをかけることもあったとか。新聞社の底力を感じる。
雑誌
図書館の近くに住んでいるので、雑誌からのインプットを意図的に増やしてみた。だいたいリモートワークで19時過ぎまで自宅にいて、19時30分に雑誌コーナーに寄ってからコンビニに行っている。「19時30分の男」と思われているかもしれない。
「シナリオ」
映画シナリオの専門誌、月刊「シナリオ」(日本シナリオ作家協会)の連載「日本脚本家列伝」が面白かった。脚本家の超ロングインタビュー。
今の時代的にこの表現はどうなの? っていうエピソードは出てくるんだけど、それを差し引いても脚本家の人生観や仕事論がうかがえる。
「短歌研究」
いろんな雑誌を見て、この特集が良かったなと思うのは「短歌研究」(短歌研究社)2022年8月号の「特集『短歌ブーム』」。
特に全国の書店員さんへのアンケートがボリュームがあって読み応え十分。現象をどのように捉えているか、どんな歌集が売れているかなど、自分の知らなかった短歌ブームの「空気感」が分かった。生の声って面白い。
マンガ
「H2」
「タッチ」は通ったのに、なぜか素通りしていた「H2」。「サンデーうぇぶり」で無料で読めるっていうので読んでいたのに、最後は「快活CLUB」で一気読みしていた。名作。
「H2」ってWヒーロー、Wヒロインの意味なんだけど、広田っていうダークヒーローもいて、木根っていう憎めないキャラがいて。野球も恋も死もあって。アプリに感想いっぱい書くという経験をした。
1992年の連載開始作品を30年後に読んだってことになる。
まとめ
「ちむどんどん」も「舞いあがれ!」も2022年は朝ドラをまったく見なくなった。リアルタイム視聴の割合も減ってきている感じはある。
2023年は映画も読書も音声コンテンツも、もう少し摂取時間を増やしたいと思っているけど……どうなるでしょうか。
青い車体で海へ行く【2022夏】
自然は裏切らない。人生に疲れたら自然に触れることにしている。
……前と同じ書き出しなんだけど、今ちょっと疲れている自覚がある。
なので思い立って海へ行くことにした。どこまでも続く水平線を眺めて、波の音を聞きたい。
土曜の朝イチで北千住から小田原まで行くことにした。
@北千住駅
千代田線ユーザーなら一度は遭遇したことがあるだろう、地下鉄に乗り入れている特急ロマンスカー「メトロはこね」。この青い車体で海へ行く。
@小田原駅
着いた。乗り換えなし、およそ2時間で小田原に着いてしまう。始発になっている北千住はもっと評価されていい。
小田原駅から目指すのは「御幸の浜」。小田原城の観光ついでに一度寄ったことがある。小田原駅東口を出て、小田原城側にただ直進するだけ。
近くになるとお店や民家に「MIYUKI BEACH」の案内がたくさん。迷うことはない。
ちょっと寄り道して「かまぼこ通り」で食料を調達する。食べ歩きできる。
小田原といえばかまぼこ。
お店のイチ押し「じねんじょ棒」。
そこからまた数分で到着。
トンネルを抜けるとそこは海だった。人がいて撮れなかったけど、本当に小さなトンネルがある。
水平線。
ちょうど日陰で休憩できる場所があって、ただただ海を眺めた。大きな額縁みたいでよかった。
ビーサン、持参。波、ザバーン。
海に入ると気持ちいい〜! 砂浜を歩く人。石を拾う人。日焼けする人。みんな思い思いの時間を過ごしている。
オーシャンスイムって大会をしていて、ずっと泳いでいた。「すげ〜な〜」と言っていたら時間が過ぎる。
お弁当を食べる人もちらほら。駅で地ビールや駅弁を買ってくるのも「正解」だと思う。
およそ1時間30分ぐらい、潮の香りを満喫したところで撤収。
周辺はお寺も多い。おみくじで下半期の自分を占ってみる。「末吉」……だったのでなかったことにする。
悪い大人なので昼過ぎから飲む。というか、飲むと決めていたから海では飲まなかった。小田原はかまぼこ屋さん、お蕎麦屋さんがたくさん。鰻屋さんも多い印象。
入ったのはふつーの居酒屋。「朝獲れ」を推しているから大丈夫なはず。
お通しがアジの唐揚げ。
豆腐にしらす乗っけたやつ。
小田原、板わさ。
刺し身盛り合わせ。分厚い。
とりあえずのビールからの小夏サワー。最高か。
神奈川の日本酒が揃っていてるのがうれしい。店内にはずっとサザンが流れていて、見つめ合うと素直におしゃべりできない。帰りになぜかヤクルトをもらった。接客も気持ちよくていいお店だったよ。
いい感じに酔ったので駅周辺をうろうろして、お土産を買って帰る。
駅からの小田原城。
北条早雲公像と「鈴廣かまぼこ」のトラック。
お土産に悩む駅だと思う。
自宅用に買った梅干し。
健全な大人なので、16時30分ので帰る。
車内はキンキンに冷えていて寒いぐらい。羽織ものがあるといいかもしれない。すぐに寝てしまって気付いたら表参道だった。
朝の8時に出て、19時に戻るショートトリップ。それでも何だかすごくリフレッシュできた気がする。
ということで都内から電車と徒歩でアクセスできる海としておすすめ。街歩きもしやすいし。今回は行き帰り予約なしで取れたけど、夏休みは予約した方が安心かもしれない。
高知の海をひたすら眺める旅
自然は裏切らない。人生に疲れたら自然に触れることにしている。昨秋は「高知の海をひたすら眺める」をテーマに2泊3日の旅に出た。
初日は室戸岬。台風接近中で荒れていたけど、エメラルドグリーンの海が美しい。室戸は世界ジオパークに認定されていて、ゴツゴツした岩も見飽きない。
遊歩道を歩くと見慣れないカニがうじゃうじゃ。亜熱帯性の植物が生えている。
2日目は足摺岬。台風一過の青空と広大な太平洋が超気持ちいい。こんなとこ泳いだらカツオも美味しくなるわけである。
下っていくと白山洞門というインスタ映えしそうなスポットに到着。現地ではハートに見えたのに、今は歯にしか見えない。
最終日は桂浜。航行する船に興奮。坂本龍馬が世界を意識してしまうのもわかる気がした。
浜には、愛とか自由とか希望とか夢を語り合っていそうな学生が何組も。
高知グルメもさらっと紹介。
水っぽいタタキしか食べたことがなくて、カツオが苦手だった。地元のは新鮮で肉厚。塩で食すスタイル・薬味をまぶすスタイルもあって「カツオ 二夜連続」余裕でイケる。この味を知ってしまうと、東京ではもう食べないかも知れない……。
マリモのような四万十むすび。見た目のインパクトと素材を活かした優しい味。海を優先して四万十川観光をスルーしたのが心残り。
桂浜から高知市内に戻って、高知城歴史博物館の龍馬コーヒーで締めた。
写真が1枚もないけど、MVPは高知県民のソウルフード芋けんぴ。駅に着いたらとりあえず買っておこう。移動中の車内や散策中の小腹を満たしてくれる。実際に初日は夕飯まで芋けんぴでしのいだ。
地図で見てもらうとわかるが、高知の東南端→最南端→センターをぐるっと回ったことになる。「四国一周じゃなく高知だけ?」って言われたり、「海がメイン?」って失笑されたりしたけど、全く後悔していない。
旅リストでまとめたので、誰かの参考になればうれしい。
トリップアドバイザー「旅リスト」×はてなブログ特別お題キャンペーン #私のおすすめ旅リスト
by トリップアドバイザー
もう一度住みたい街の忘れられない景色
石川、茨城、埼玉、東京、兵庫、福岡。1都5県、8つの街に住んできた。
人生で「もう一度行きたいお店」はたくさんあるのに、人生で「もう一度住みたい街」は一つしかない。
忘れられない景色がある
そこには忘れられない景色がある。iPhoneの中に消せずに残っている。
気分が落ちていても、奮い立たせてくれる鮮烈な朝焼け。
疲れて帰ってきても、やさしく包み込んでくれる夕焼け。
園田駅の近く、藻川にかかる善法寺橋からの写真だ。
毎日同じ通勤ルートなのに全く見飽きることがなかった。変化に富み、適度に刺激を与えてくれ、時に心を落ち着かせてくれた。
あの景色は今日も誰かを勇気付けているんじゃないかな、と思う。
川の流れる街に住みたい
そんな体験があるので、また引っ越すのなら、川の流れる街に住みたい。
京都とか、盛岡とか。
1日の始まりに橋を渡り、
1日の終わりに橋を渡る――。
そのルーティンが自分を安定させてくれる気がする。
書籍化記念! SUUMOタウン特別お題キャンペーン #住みたい街、住みたかった街
小倉から往復800円「ネコの島」藍島に行ってきた
小倉からフェリーで片道35分。運賃は往復800円。
藍島で最初に出会ったこのコが一番の美猫でした。
こんにちは。こんにちは。こんにちは。
エサの場所が決まっていて、そこに何匹ものネコが集まっている。
みんな足元に擦り寄ってくる。
山道を歩いて島の北側の海岸へ。突然のカニ、トカゲ。
透明な海に到着。水遊びもしている子供たちもいました。
潮が引くと「千畳敷(せんじょうしき)」と呼ばれる広い岩盤が現れます。
戻ります。快晴のお昼前なので暑さでだれてます。
あなたは高知県ですか。
みんなでお昼寝。
ツレの膝に乗ってきた甘えん坊さん。
夕日とか綺麗なんだろうなぁと思いつつも1430の便で帰ります。
島にはお店が少ないのでごはんは持参したほうが良いです。
おにぎりとお茶、フェリー代と合わせて1000円弱、0900の便で行き1430の便で帰ってくるというショートトリップでしたが、なんだろうこの満足感は。
透明な海の美しさが印象に残っています。
僕がそれでも五反野に住み続けた理由(今は関西住みだけど)
今週のお題「僕の住む街・私の地元」
流行りに乗って書いてみる。
東京・足立区の五反野駅周辺に住んでいた話をしようと思う。足立区というと「治安が悪い」というイメージがあるようだが、五反野で怖い目にあったことはないとだけ言っておこう。
五反野というマイナーな駅に住む魅力を5つにまとめてみた。
①北千住に比べて家賃がお手頃
北千住に住みたいという人は多いと思うが、足立区では人気のエリア。五反野は北千住から2駅離れている分、当然家賃が下がる。
五反野駅の家賃相場【HOME'S】|家賃を調べる[目安・平均]なら家賃相場
北千住駅の家賃相場【HOME'S】|家賃を調べる[目安・平均]なら家賃相場
②日比谷線とつながっている
社会人なら都心へのアクセスが気になるところ。東武伊勢崎線(愛称:「東武スカイツリーライン」)の各駅停車は日比谷線とつながっている。
上野、秋葉原、銀座、霞ヶ関、六本木など乗り換えなしでいける。職場や遊びに行く街がこのあたりであれば一考してみてはどうだろう。
③北千住までは余裕で歩ける最高の散歩コース
北千住から2駅という距離は歩くのにほどよい。荒川河川敷で少年野球を眺め、千住新橋を渡り、中央図書館に寄って、北千住の商店街にたどり着く。喫茶店(「珈琲物語」が好きでした)や丸井をうろついて、帰りは電車で。最高のお散歩コースなのである。ネコも多いw
④西新井に近い
伊勢崎線の下りに乗っていくと西新井が近い。「アリオ西新井」は買い物にそこそこ便利。初詣には西新井大師がオススメ。
西新井大師|2008年1月12日|出没!アド街ック天国|毎週土曜9時|テレビ東京
⑤足立の花火
足立区の一大イベント「足立の花火」。北千住側からも見れるが混みあう。五反野に住んでいれば徒歩でゆっくりと場所取りが可能だ。この日だけは会社を休んでいたものだ。
【 足立の花火 2013 ラスト フィナーレ 】 「満開のしだれ桜」の連続 東京スカイツリー 月 - YouTube
まとめ
以上、主に住環境から五反野に住むメリットをあげてみた。振り返ってみるとおしゃれさはまったくないけど、自分の生活とマッチしていたなぁ。参考にしてもらえれば幸いです。