ですぶろぐ。

ぶろぐです。

面白かったコンテンツ2022

年が明けてしまったけど、まとめておきたくなったので。

テレビ

「鎌倉殿の13人」(NHK

1話だけ見逃したけど、あとはリアルタイム視聴。2022年も日曜の夜はおうちにいた……。

素晴らしい脚本で中だるみもなく最後まで楽しめた。小栗旬小池栄子大泉洋という主役級はもちろん、片岡愛之助中村獅童坂東彌十郎尾上松也ら歌舞伎俳優の存在感、梶原善という名脇役。とにかく俳優陣が魅力的だった。ちなみに自分がいちばん好きなキャラクターは源実朝柿澤勇人)の正室・千世(加藤小夏)。

鎌倉時代のこと全然知らなかった……となって、年末年始に「吾妻鏡」にチャレンジしている。大河ドラマやっぱりすごい、と思ったので、今年も見る。見ましょう。

「silent」(フジテレビ)

1話の映像がきれいでそこから全部見た。川口春奈目黒蓮も良かったけど、夏帆夏帆夏帆している回があって夏帆を再評価した。
補聴器をしているとイヤホンと勘違いされて注意されるーといった聴覚障害者が受けている偏見のようなものも伝えようとしていた。「プリン」と「ずっと」の手話を覚えた視聴者も多そう。「面白い」だけではない作品。

映画

「さかなのこ」

のんがさかなクンさんを演じるってだけで気になって初日に行った。「あまちゃん」「海月姫」「さかなのこ」。のんは海が似合うと思う。

配慮すべきジェンダー表現に追いついているつもりだったけど、男なの? 女なの? っていう視点で見てしまっている自分がいて、そういう感覚を問われている気もした。ヤンキーや「ギョギョおじさん」的な人、1980年代の時代感もうまく表現していた。

「THE FIRST SLAM DUNK

劇場での体験がいまだに記憶に残っている。

動画

「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」(Amazon Prime Video)

最近、人がおすすめする作品は面白いなと思うようになって、気になったらチェックするようにしている。

この作品は雑誌「BRUTUS」で作詞家の松本隆さんがおすすめしていた韓国ドラマ。1話1話がめっちゃ長い(80分×全16話(!))し、設定にむむっとなる点もある。が、人生の挫折を知っている人ならどこか共感できるところがあるはず。最終回は3回ぐらい泣いた。

「ダイアンの絶対取材しない店」(YouTube

苦手だったダイアンを好きになった番組。

これまで「一切取材されたことがない店」を、ダイアンの2人が面白く深掘りしていく。企画の切り口とダイアンの起用がマッチしていた。下に貼った#2が「神回」と評されている。

www.youtube.com

ラジオ

アンガールズのジャンピン」(オールナイトニッポンPODCAST

ラジオを聴く習慣はないけど、2人のトークがハマった。

寝付けないときに「聞くか……」ってなっている。別に聞き逃してもいいか……っていう気軽さがある。
podcast.1242.com

「人生はそれでも続く」(新潮新書

読売新聞の連載をまとめた1冊。ニュースで話題になった22人の「その後」を追う。人の人生をテーマにしたノンフィクション好きなので一気読みした。

過去の新聞記事や関係資料を丹念に調べた人選、取材期間は短くても3カ月~長い場合は1年近くをかけることもあったとか。新聞社の底力を感じる。

印象に残っているのは「典子は、今」の主演女優。日本人初の宇宙飛行士になれなかった26歳。ムルアカ氏。

雑誌

図書館の近くに住んでいるので、雑誌からのインプットを意図的に増やしてみた。だいたいリモートワークで19時過ぎまで自宅にいて、19時30分に雑誌コーナーに寄ってからコンビニに行っている。「19時30分の男」と思われているかもしれない。

「シナリオ」

映画シナリオの専門誌、月刊「シナリオ」(日本シナリオ作家協会)の連載「日本脚本家列伝」が面白かった。脚本家の超ロングインタビュー。

今の時代的にこの表現はどうなの? っていうエピソードは出てくるんだけど、それを差し引いても脚本家の人生観や仕事論がうかがえる。

「短歌研究」

いろんな雑誌を見て、この特集が良かったなと思うのは「短歌研究」(短歌研究社)2022年8月号の「特集『短歌ブーム』」。

特に全国の書店員さんへのアンケートがボリュームがあって読み応え十分。現象をどのように捉えているか、どんな歌集が売れているかなど、自分の知らなかった短歌ブームの「空気感」が分かった。生の声って面白い。

マンガ

「H2」

「タッチ」は通ったのに、なぜか素通りしていた「H2」。「サンデーうぇぶり」で無料で読めるっていうので読んでいたのに、最後は「快活CLUB」で一気読みしていた。名作。

「H2」ってWヒーロー、Wヒロインの意味なんだけど、広田っていうダークヒーローもいて、木根っていう憎めないキャラがいて。野球も恋も死もあって。アプリに感想いっぱい書くという経験をした。

1992年の連載開始作品を30年後に読んだってことになる。

まとめ

「ちむどんどん」も「舞いあがれ!」も2022年は朝ドラをまったく見なくなった。リアルタイム視聴の割合も減ってきている感じはある。

2023年は映画も読書も音声コンテンツも、もう少し摂取時間を増やしたいと思っているけど……どうなるでしょうか。