青い車体で海へ行く【2022夏】
自然は裏切らない。人生に疲れたら自然に触れることにしている。
……前と同じ書き出しなんだけど、今ちょっと疲れている自覚がある。
なので思い立って海へ行くことにした。どこまでも続く水平線を眺めて、波の音を聞きたい。
土曜の朝イチで北千住から小田原まで行くことにした。
@北千住駅
千代田線ユーザーなら一度は遭遇したことがあるだろう、地下鉄に乗り入れている特急ロマンスカー「メトロはこね」。この青い車体で海へ行く。
@小田原駅
着いた。乗り換えなし、およそ2時間で小田原に着いてしまう。始発になっている北千住はもっと評価されていい。
小田原駅から目指すのは「御幸の浜」。小田原城の観光ついでに一度寄ったことがある。小田原駅東口を出て、小田原城側にただ直進するだけ。
近くになるとお店や民家に「MIYUKI BEACH」の案内がたくさん。迷うことはない。
ちょっと寄り道して「かまぼこ通り」で食料を調達する。食べ歩きできる。
小田原といえばかまぼこ。
お店のイチ押し「じねんじょ棒」。
そこからまた数分で到着。
トンネルを抜けるとそこは海だった。人がいて撮れなかったけど、本当に小さなトンネルがある。
水平線。
ちょうど日陰で休憩できる場所があって、ただただ海を眺めた。大きな額縁みたいでよかった。
ビーサン、持参。波、ザバーン。
海に入ると気持ちいい〜! 砂浜を歩く人。石を拾う人。日焼けする人。みんな思い思いの時間を過ごしている。
オーシャンスイムって大会をしていて、ずっと泳いでいた。「すげ〜な〜」と言っていたら時間が過ぎる。
お弁当を食べる人もちらほら。駅で地ビールや駅弁を買ってくるのも「正解」だと思う。
およそ1時間30分ぐらい、潮の香りを満喫したところで撤収。
周辺はお寺も多い。おみくじで下半期の自分を占ってみる。「末吉」……だったのでなかったことにする。
悪い大人なので昼過ぎから飲む。というか、飲むと決めていたから海では飲まなかった。小田原はかまぼこ屋さん、お蕎麦屋さんがたくさん。鰻屋さんも多い印象。
入ったのはふつーの居酒屋。「朝獲れ」を推しているから大丈夫なはず。
お通しがアジの唐揚げ。
豆腐にしらす乗っけたやつ。
小田原、板わさ。
刺し身盛り合わせ。分厚い。
とりあえずのビールからの小夏サワー。最高か。
神奈川の日本酒が揃っていてるのがうれしい。店内にはずっとサザンが流れていて、見つめ合うと素直におしゃべりできない。帰りになぜかヤクルトをもらった。接客も気持ちよくていいお店だったよ。
いい感じに酔ったので駅周辺をうろうろして、お土産を買って帰る。
駅からの小田原城。
北条早雲公像と「鈴廣かまぼこ」のトラック。
お土産に悩む駅だと思う。
自宅用に買った梅干し。
健全な大人なので、16時30分ので帰る。
車内はキンキンに冷えていて寒いぐらい。羽織ものがあるといいかもしれない。すぐに寝てしまって気付いたら表参道だった。
朝の8時に出て、19時に戻るショートトリップ。それでも何だかすごくリフレッシュできた気がする。
ということで都内から電車と徒歩でアクセスできる海としておすすめ。街歩きもしやすいし。今回は行き帰り予約なしで取れたけど、夏休みは予約した方が安心かもしれない。